2022-01-01から1年間の記事一覧
イギリス・ポンドが歴史的な下落となっています。23日金曜のマーケットでトラス政権が大幅減税政策を発表したことで、さらなるインフレと、イギリス財政を懸念したマーケットが反応。一部トレーダーの間ではポンド・ドルでのパリティを目指すのではという話…
シンガポールは貿易の中継地点として世界的に確固たる地位を築いています。貿易の最も核となる”港”を強化すべく2015年から開始されたトゥアス新港(Tuas Port)の第一期工事が完了し、2022年9月1日に正式に開港しました。このプロジェクトは国内にある5箇所の…
投資ポートフォリオの構成はリスクを抑えつつリターンを最大化させるための大事な要素です。特に今のようにボラティリティの高い市況のときには自分のリスク耐性がどの程度なのかということがわかってきます。マーケットが好調の時には指数が高値から20%下落…
シンガポールの隣国マレーシア。国土の広さとは裏腹に人口は3200万人程度と少ない国です。インドネシアが2億7000万人いると考えると、より少なさが際立ってきます。そんなマレーシアですが、直近2022Q2 GDP成長率は8.9%と好調でした。Q1の成長率も5.0%成長と…
9/22は日銀政策決定会合でいつも通りの「現状維持」という黒田総裁の話で終わりでしたが、その後に政府・日銀によるドル売り円買いの為替介入が行われました。事前にレートチェックを行うなど介入への警戒感が高まってましたが、このタイミングで実行されま…
9/21にFOMCは0.75ポイント利上げを行いFF金利を3-3.25%としました。 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、金融当局としてインフレを退治する姿勢を鮮明にした。米連邦公開市場委員会(FOMC)は20、21両日に開催した定例会合で、主要政策金…
シンガポールREITで最も安定したパフォーマンスを上げているヘルスケアREITのParkway Life REITが日本にある老人ホームを2物件(東京と千葉)取得しました。 金額は28.8億円(SGD 29.4 million)で、円安メリットもあり、Valuationよりも11%低く買収することがで…
--2022/11/7更新-- <概要・特徴> 米国オフィスマーケットに投資するManulife US REITは2016年にシンガポール証券取引所に上場した最初のUS Office REITです。現在は3銘柄が上場しており、その中では最大の資産規模となっています。 価格: 0.495 USD 時価総額…
誰にでもどんな組織にでも失敗はあります。その失敗を改善につなげていけるような体制・思考プロセスができているかという点について事例を用いながら紹介している本です。表紙に「小説のように面白い」と記載がある通り、興味深い実例が多く記載されている…
米国CPI発表後、マーケットは下落基調を強めていますが、そのような環境禍の中、Elite Commercial REITに注目が集まっています。なぜこのREITに注目があたっているのか?それは抜群の高い安定性にあります。 イギリスに特化したElite Commercial REITはテナ…
AIMS APAC REITがSPグループと協業し、自社の6物件に太陽光パネルを設置することを決定しました。シンガポールREITによる最大規模で、その規模は20,157 rooftop solar panel、年間14,500 Megawatt-hourの電力を算出します。ちなみにAIMS APAC REITは中小型の…
Industrial系リート ESR-LOGOS REITのセミナーが9/27(火) 13:30-14:30(SG時間 12:30-13:30)で行われます。SGX(シンガポール証券取引所)とREITAS(REIT Association of Singapore)主催の公式セミナーで参加費は無料です。平日昼間のセミナーですが、お昼休み時…
シンガポールREITを代表するAscendas REITが面白い分野に目をつけてきました。REIT初の冷凍冷蔵倉庫をS$192 millionで取得します。 この物件は7年前に完成した比較的新しいGrade Aの冷凍冷蔵倉庫施設で、現在のテナントはスーパーマーケットチェーンを含む5…
9/13に発表された米国CPIが予想外に上昇したことを受け、米国株式市場は大幅に下落しNYダウは1000ドル以上下げました。著名なファンドマネージャーは直近の株式市場の反騰に警鐘を鳴らしてきましたが、楽観的になっていた市場に改めてインフレ克服の困難さと…
直近のREIT価格下落により、ついにシンガポール証券取引所(SGX)に上場しているUS Office REITの配当利回りが10%を超えてきました。コロナショック時の歴史的な割安水準に到達です。米国は不動産市場・REIT市場共に最大規模で、世界REIT指数の50%以上を米国RE…
<概要・特徴> lendleaseは2019年上場の比較的新しいREITで、シンガポールのショッピングモールをメインに投資しています。基幹物件である"313@somerset"はシンガポールのショッピング街中心地であるオーチャードエリアに位置する若者に人気のモールで、毎週…
一時1ドル145円目前まで行くなど、円安が止まらない状況が続いており、最近メディアや投資セミナーなどでも多く取り上げられています。この歴史的な円安が続いている中、JPモルガンの佐々木融氏による楽天証券でのセミナーが9/9に実施されました。 1時間半に…
ロシアのウクライナ侵攻や2022年本屋大賞に選ばれたことで本書をすでに読まれた方や書店で目にされた方も多いと思います。戦争が開始されてから半年以上経ちましたが、今だ終息の気配は見えず、直近ではウクライナがハルキウ州を奪還するなど反撃を見せてい…
ARKの9月Webinarの日本語版動画がアップされました。9/2のジャクソンホール会議後に収録されたものです。直近の株価下落につながっているインフレや金利上昇について語っており、今月以降の投資戦略を練る上で有益な内容です。ARKが投資しているハイグロース…
J REIT含め不動産に詳しい中山さんが金利上昇時のJリートについて解説をしています。15分程度の動画ですが、内容の濃い動画でした。 <米国金利上昇時のJリートのパフォーマンス> 4月にリリースされた日銀のレポート(FSR)では米金利1%上昇に伴いJリート指数は…
<概要・特徴> Suntecはシンガポール中心部にカンファレンスセンター(国際会議場)を持っていることで有名です。シンガポール在住者や出張者はイベントなどで訪れたことがあるのではないでしょうか?施設の中心には「富の泉」と呼ばれる金運アップのご利益があ…
シンガポールREIT市場全体での8月パフォーマンスの振り返りです。シンガポールの投資イベントでREITセミナーを実施しているKenny Loh氏の9月3日レポート分の要約になります。 FTSE ST REITインデックスは先月末の828.47から792.62と、-4.36%低下する結果とな…
橘玲氏によるタックスヘイヴン。最近は人文学系の書籍が多くなってきましたが、資産運用に関する「黄金の羽根の拾い方」や「マネーロンダリング」などの経済小説も秀逸です。その中でも今回はシンガポールを舞台とした「タックスヘイヴン」を紹介したいと思…
ホテルREITにとって大きなニュースです。シンガポールのホテル1部屋あたりの平均宿泊費(ARR)がS$259と過去10年で最高レベルに達しました。リオープニングにより海外からの旅行者などが増えたためです。*9/2時点の1SGD =100円で換算すると約25,900円。 Singap…
<概要・特徴> Mapletree Logistics Trustはシンガポール最大の物流リートで、大手Mapletreeがスポンサーです。2005年上場と歴史も長く、安定した実績を上げているリートです。 価格:1.78SGD 時価総額:8,549M SGD 配当利回り:5.1% (2022/8/29時点) 最新の1Q F…
直近(1H22)の決算期を終えたシンガポールREITの概況についてOCBC証券からレポートが出ました。 1H22シーズンのDPUのYoY成長率は平均で+8.7%,中央値で+2.8%にとどまった。 シンガポールREITインデックス(FTSE ST All-Share REIT Index)の時価総額加重平均での…
ジャクソンホール会議でのパウエル講演後、金利は大きく上昇しており米国2年債は3.45%、10年債は3.1%を超えています。ドル高もさらに進み再度1ドル139円をつけています。 ジャンク債もジャクソンホール会議の前から資金流出が続き、今週に入ってからも大きく…
8/26に行われたジャクソンホール会議でのパウエル氏の講演以降、米国マーケットが下落に転じています。NYダウは1000ドルを超える下落となり、8月のサマーラリーによる上げ幅をほぼ消しました。そんな逆風のマーケット環境の中でウラン関連株が急上昇してい…
Keppel Infrastructure Trustが初のオフショア風力発電への投資を行うことを発表しました。金額はS$445Mで再生可能エネルギーの2件目の投資となります。 今回の投資のハイライトとして6点挙げています。 ①は再生エネルギーに対する投資が追い風の環境である…
シンガポール通産省(MTI)は8月11日(木)、今年の国内総生産(GDP)が3〜4%となり、従来の3〜5%の範囲から狭まる見通しであると発表した。さらに季節調整済みの前期比では、4~6月期のGDPは0.2%の微減となり、当初予想の0.9%を下回り、第1四半期の0.8…