【銘柄分析】Suntec REIT : シンガポールの中心エリアに投資できるオフィス・リテール複合リート

<概要・特徴>

Suntecはシンガポール中心部にカンファレンスセンター(国際会議場)を持っていることで有名です。シンガポール在住者や出張者はイベントなどで訪れたことがあるのではないでしょうか?施設の中心には「富の泉」と呼ばれる金運アップのご利益がある噴水があり、噴水の水に触れながら時計回りに3周回ると願い事が叶うと言われています。

REITとしてはオフィスとリテール物件を保有する複合REITで、主にシンガポールとオーストラリアに投資をしています。SGXに上場したのは2004年とシンガポールREIT立ち上げ期からの歴史のあるREITです。

価格:1.58SGD  時価総額:4,539M SGD 配当利回り:6.0% (2022/9/2時点)

直近の決算も良好で配当もYoY +15.8%と伸びており、新規で取得したイギリスの物件が寄与しています。

<ポートフォリオ>

シンガポール中心部(マリーナベイ・サンズで有名なマリーナエリア)の優良オフィスビルを保有しており、基幹物件のSuntec Cityはオフィスとショッピングモールが併設されています。

AUMベースではオフィスが約80%、リテールが20%の割合、地域ではシンガポール約70%, オーストラリア 約20%, イギリス10%となっています。

<テナント・リース状況>

全体の占有率はオフィス98%、リテール95.3%となっています。それぞれセグメント・地域別に分解してみましょう。

シンガポールオフィスは97.8%の占有率でテナントのセクターも分散されています。さらにオフィス家賃の値上げも上手くいっており、1H 2022で+5.5%の値上げに成功しています。

オーストラリアの物件は占有率95%。Southgate Complexなどやや低い物件も見受けられますが、全体としては合格点。

新規で拡大を勧めているイギリスについては98.3%と高い稼働率になっています。

最後にリテールセクターですが、稼働率は95.7%, テナント代の更新も1H 2022で+1.5%の値上げに成功しています。特にリテール部分はコロナ禍でテナント代の値下げなどがあったので、これからインバウンドをきっかけとして改善していくことが期待されています。

Leverage ratioは43.1%と安定水準を維持しており、為替リスクについても58%をヘッジしています。

 

本記事で抜粋したスライドは下記IRサイトの資料を使用しています。

参照:Suntec REIT IRサイト