【2024年版】シンガポールリートおすすめ銘柄 番外編

前回の記事でシンガポールリートのおすすめ銘柄Top5を紹介しました。

 

今回は、上記おすすめ銘柄として挙げた5銘柄以外に、シンガポール証券取引所(SGX)に上場するREITで高いパフォーマンスが期待できる銘柄を2銘柄紹介します。いずれも時価総額が小さく、ポートフォリオのコア銘柄には推奨しませんが、少額を割り振ることで高い配当利回りとキャピタルゲインを得ることができる可能性があります。それぞれ、米国とヨーロッパをメインに投資するREITで、2023年に大きく下落した分、2024年に反動で大きく上昇する可能性がある2銘柄です。

  1. Keppel Pacific Oak US REIT (KORE)
  2. Cromwell European REIT

 

1.Keppel Pacific Oak  US REIT (KORE)

2022、2023年の米国利上げに伴い、株価が暴落し、配当利回り10%を超える割安銘柄となっています。2024年はFRBのフォワードガイダンスにより利下げが予定されているため、現在ディスカウントされている価格が一気に巻き戻り、大幅上昇となる可能性を秘めています。実際、利上げがピークアウトした2023年11月以降は20%以上の上昇となっています。SGX上場の米国オフィスリートは3銘柄ありますが、その中でも最もLTVが低く安定した財務基盤である、かつ高稼働率を維持しているKeppel Pacific Oak US REITをここではピックしました。

 

2. Cromwell European REIT(CEREIT)

ヨーロッパのオフィスと産業施設を中心とした複合REITです。2023年に暴落した米国オフィスとは異なり、ヨーロッパのオフィス市場は高い入居率を維持しており、物流施設と産業施設という景気の波への耐性があるセクターを抑えています。配当利回りは12%を超えており、割安水準でありながら堅調な財務基盤を備えている稀有な銘柄になっています。

 

いずれの銘柄も期待値という観点で、かなり投資旨味がありますので、よりディープなシンガポールREITを投資対象としたいと考えている投資家におすすめです。