REIT動向
2024年のマーケットが始まりました。日本株は年初から好調で、日経平均は35000円を超えてきていますが、シンガポールREITについても1月7日にリリースされたKenny氏のレポートで現状をチェックしていきましょう。 FTSE ST REITインデックスは先月末の686.24か…
前回の記事でシンガポールリートのおすすめ銘柄Top5を紹介しました。 今回は、上記おすすめ銘柄として挙げた5銘柄以外に、シンガポール証券取引所(SGX)に上場するREITで高いパフォーマンスが期待できる銘柄を2銘柄紹介します。いずれも時価総額が小さく、ポ…
今回は2024年のおすすめシンガポールリート銘柄を考察したいと思います。シンガポールリート指数は金利の上昇により2023年10月末まで右肩下がりで下落したものの、金利上昇が落ち着いた11月からは上昇に転じ、年間を通してやや下落の-3.38%という結果となり…
FY2023 Q3決算発表がおおかた出揃ってきたところで、シンガポールREITのパフォーマンスを、Kenny Loh氏の11月10日付レポートで振り返りたいと思います。 FTSE ST REITインデックスは先月末の646.46から641.39と、-0.78%下落しました。 短期、中期、長期全て…
不動産投資信託(REIT)は、投資家にとって収益性の高い選択肢として長らく支持を受けてきました。しかし、2022年以降、高金利環境におけるREITの運営は新たな課題を投げかけています。シンガポールのREIT投資フォーラムで、REIT専門家たちが高い金利がもた…
シンガポールREITの四半期決算が出揃ったところですが、金利や資源高によるコスト増の影響もあり、営業収益は伸びているものの、配当額が前年比でマイナスになっている銘柄が目立ちました。その中で、今期決算で配当が前年比で増額している7つのリートを取り…
今年上半期も終わったところで、シンガポールREITのパフォーマンスを、Kenny Loh氏の8月13日付レポートで振り返りたいと思います。 FTSE ST REITインデックスは先月末の716.79から702.62と、-1.98%下落しました。 短期、中期、長期での方向性も横ばい圏とな…
世界最大の年金ファンドである日本のGPIFがブラックストーンの不動産ファンドへ5億ドルを投資したことがわかりました。 Japan’s Government Pension Investment Fund (GPIF), the largest pension fund in the world, is among investors in Blackstone’s gl…
東証リート指数は2022年は2000円台であったものの、2023年年初は1900円、さらに2023年上半期が終わった時点で1860円前後と、好調なパフォーマンスを上げる日経平均に見劣りしています。そのような市場環境の悪化もあるのか、J-REITでは合併が増え、全60銘柄…
今年上半期も終わったところで、シンガポールREITのパフォーマンスを、Kenny Loh氏の7月3日付レポートで振り返りたいと思います。 FTSE ST REITインデックスは先月末の714.12から716.79と、+0.32%というほぼ横ばいの結果になりました。 各銘柄のファンダメン…
シンガポールREITの直近パフォーマンスを、Kenny Loh氏の6月6日付レポートで振り返りたいと思います。 FTSE ST REITインデックスは先月末の735.33から714.12と、-2.88%下落という結果になりました。好調な米国株や日本株とは対照的に大きく下落し、下落トレ…
シンガポールREITの直近パフォーマンスを、Kenny Loh氏の4月8日付レポートで振り返りたいと思います。 FTSE ST REITインデックスは先月末の734.05から747.06と、+1.77%上昇という結果になりました。3月前半はシリコンバレー銀行破綻などの金融不安から指数が…
Manulife US REITは2022年12月末に保有資産価値の大幅下落により、シンガポール証券取引所が定めるレバレッジ比率上限に達しています。その上限比率への対応についての財務戦略を練っているManulife US REITですが、韓国の投資会社であるMirae Assetから出資…
シンガポールREITの直近パフォーマンスを、Kenny Loh氏の2月11日付レポートで振り返りたいと思います。 FTSE ST REITインデックスは先月末の725.07から748.41と、+3.22%上昇という結果になりました。2月なりやや下げ幅が大きくなっているものの、1月末には79…
今回は2023年REIT Outlookを見ていきたいと思います。 総括として REITはこれからの6ヶ月間でプライベート不動産ファンドや株式市場をアウトパフォームする。 REITは強固なオペレーションパフォーマンスを伴った低成長の期間になるものの、2023年の不確実性…
シンガポールREITの直近パフォーマンスを、Kenny Loh氏の1月1日付レポートで振り返りたいと思います。 FTSE ST REITインデックスは先月末の723.18から725.07と、+0.26%のやや上昇の結果となりました。レンジ下限まで下げたところで下げ止まっている形となっ…
--2024/1/8更新-- オススメ銘柄やポートフォリオ戦略に大きな変更はありませんが、2024年版を以下に更新しています。 --以下は2023年版の記事です-- 今回は2023年のおすすめシンガポールリート銘柄を考察したいと思います。シンガポールリート指数は2022年に…
年末を迎えシンガポールREITでもグリーンローンなどを活用した借入金借り換えのニュースが出てきています。今回発表となったのはKeppel REITがGreen Loanを活用してのS$100Million(約100億円)の調達, Suntec REITがSustainability-linked Loanを活用してS$40…
シンガポールREITの直近1ヶ月のパフォーマンスを、Kenny Loh氏の12月4日付レポートで振り返りたいと思います。 FTSE ST REITインデックスは先月末の737.39から723.18と、-1.91%低下する結果となりました。10月後半の大きなリバウンド以降、高値圏を維持して…
現在の金利高局面を受けて、各銘柄のターゲットプライスとレイティングをCLSAがリリースしました。 アップグレード (2銘柄): CapitaLand Ascendas REIT, Keppel DC REIT ダウングレード(7銘柄): ESR-Logos REIT, Frasers Centrepoint Trust, Keppel REIT, Ma…
SOMPOアセットマネジメントが2022/11/14付でシンガポールREITに特化したアクティブファンドをリリースしました。 毎月分配型と資産成長型(配当再投資)の2種類でファンド運用されます。シンガポールマーケットやREITについての基礎情報が販売用資料にまとめっ…
シンガポールREIT各銘柄の2022Q3決算が出揃い、最新のファンダメンタルに基づいたKenny Loh氏の11月13日付レポートがリリースされました。 FTSE ST REITインデックスは先月末の737.01から731.39と、-0.76%低下する結果となりました。一見大きな変動はないよ…
シンガポールREITインデックスはここ数週間大幅に下げた後、米国CPI下落を受けて、ボトムから11%以上大幅に反騰しています。Kenny氏はこのリバウンドが続くと見ています。 Podcastの内容をまとめると、 直近、コロナショックのレベルまで下落していた。当時…
シンガポールREITの規模拡大に伴って、シンガポール国外の物件を保有するREITが増えてきています。その際、為替リスクをヘッジし資産価値や配当へのマイナスインパクトを守っているかの分析は安定度を計る上で大切になります。今の日本のように極端な円安と…
J REIT含め不動産に詳しい中山氏が、このところ不調のJ REITについて解説をしています。15分程度の動画で、現在のREIT指数が下落している理由が簡潔にまとめられています。9月以降のREIT指数の下落はJ REITだけでなく、米国REITやシンガポールREITも同様に暴…
2022年も残り2ヶ月と少しとなりましたが、データセンターREITの株価は悪化の一途を辿っています。シンガポールREITを代表するKeppel DC REITも年初来で-28%も下落しています。 Jim Chanosの"データセンターREITは売り"というレポートは現在あたっており、業…
コロナ禍中、最も繁盛したREITは物流リートでした。米国REITでもJ-REITでもシンガポールREITでも同様です。ここ5年ほどでJ-REITでも三井不動産や三菱地所などの物流リートIPOが相次いだのが象徴的です。その反動もあり、アフターコロナになってからは低迷が…
シンガポールREIT市場全体での9月パフォーマンスの振り返りです。まれにみる最悪の月間パフォーマンスで、指数は暴落しました。シンガポールREITの専門家Kenny Loh氏の10月2日レポート分の要約を見てみましょう。 FTSE ST REITインデックスは先月末の792.62…
シンガポールの政府系ファンドであるGICが日本の不動産に積極的に投資を進めています。西武HDが保有していたプリンスホテルなどの売却先はGICでした。沖縄のホテルなどの観光関連への興味を強めているようです。実はGICのみならず、コロナ禍で旅行業界が閑散…
シンガポールの隣国マレーシア。国土の広さとは裏腹に人口は3200万人程度と少ない国です。インドネシアが2億7000万人いると考えると、より少なさが際立ってきます。そんなマレーシアですが、直近2022Q2 GDP成長率は8.9%と好調でした。Q1の成長率も5.0%成長と…