Parkway Life REIT 日本の老人ホームを取得

シンガポールREITで最も安定したパフォーマンスを上げているヘルスケアREITのParkway Life REITが日本にある老人ホームを2物件(東京と千葉)取得しました。

金額は28.8億円(SGD 29.4 million)で、円安メリットもあり、Valuationよりも11%低く買収することができたようです。今年度はParkway Life REIT以外にもAscott Residence Trustが日本の賃貸マンションを取得した例がありましたが、海外機関投資家は日本の不動産取得に向けて動いています。安い価格で買収できたことで、この物件による利回りは5.2%となっています。

“The two well-located properties will not only strengthen our portfolio but also initiate a new collaboration with Daiwa House, a reputable real estate developer in Japan”, said Yong Yean Chau, CEO of Parkway Life REIT’s manager.

“The acquisition will mark the first step for PLife REIT to work with Daiwa House and pave the way for future pipelines of quality assets”.

今回の物件は大和ハウスが開発したもので、今後も大和ハウスとの提携を強化し、将来のパイプラインとして期待されているようです。今回の物件取得によりParkway Life REITが保有する日本の物件は57件、SGD 758 millionの規模まで増えてきました。

 

Parkway Life REITは常時人気でPBRが高く投資口価格も高い水準で推移することが多いため、現在(9/19時点)の配当利回りも3%となっています。ヘルスケアセクターは不況下でも強いセクターになるので、米国含め世界がリセッションに向かうようだと、かなりのアウトパフォームが期待できそうです。