【書評】新しい世界の資源地図 ダニエル・ヤーギン

米国を中心に世界的にインフレが進んでおり、特に原油や天然ガスなどのエネルギー価格の高騰が問題となっている中、今まさに旬なテーマを扱っている良書です。ダニエル・ヤーギン氏は1992年に「石油の世紀」という本でピューリッツァー賞を受賞するなど、エ…

【銘柄分析】CapitaLand Ascott Trust :シンガポールのホテル系最大リート

--2023/3/14更新-- シンガポールリートのHospitality系で最大のREITであるCapitaLand Ascott Trust。シンガポールを中心に15ヵ国47都市に物件を保持しています。 2006年のIPO以降、コロナ禍も乗り越え、着実に規模を拡大し、総資産はS$8.0 Bまで拡大していま…

CO2を90%回収しつつ世界最高効率 “究極”石炭火力発電の実証試験が最終段階に

昨今の原油・天然ガス価格高騰をきっかけに、エネルギーに関する記事をみかける機会も増えてきました。エネルギーは環境問題のみならず国家の安全保障にも関わる重要な分野です。脱炭素化など再生エネルギーに関する声は日に日に大きくなっていますが、全て…

シンガポールREITが日本への投資を拡大:First REIT

ヘルスケアREITであるFirst REITが日本の老人ホーム施設への投資を拡大しています。First REITのポートフォリオはほぼインドネシア物件でしたが、日本への投資を拡大し、全体の22%を日本の物件が占めるまで拡大しています。 本来ヘルスケアREITというのはア…

【書評】カラ売り屋vs仮想通貨 黒木亮

黒木亮さんによるカラ売り屋シリーズ、今回のテーマは仮想通貨。 表題の「カラ売り屋vs仮想通貨」の他に、"巨大航空会社"、"電気自動車の風雲児"の三本立ての内容です。いずれも実際の出来事をテーマとしつつフィクションを加えた形で、①仮想通貨:コインチ…

パウエル氏よりタカ派な姿勢:インフレ低下まで利上げ継続

FRB議長のパウエル氏が17日に会見を行いました。 ポイントとしては、 ・物価上昇ペースが鈍化しなければ金利をより引き上げる ・「中立」水準より金利を引き上げることもありえる ・物価安定を取り戻すためにいくらから痛みを伴い得る WSJニックの「6月7月に…

水不足を解消する?!海水の淡水化に応用できるフッ素化ナノチューブを東京大学が発表

東京大学と理化学研究所が共同研究での成果として、「水を高速で通すにもかかわらず塩を通さないフッ素化ナノチューブ」を開発しました。この開発は海水の淡水化に応用できるものとして期待されています。 内面をフッ素で覆った微細なナノチューブを開発した…