【銘柄分析】CapitaLand Ascott Trust :シンガポールのホテル系最大リート

シンガポールリートのHospitality系で最大のREITであるCapitaLand Ascott Trust。シンガポールを中心に15ヵ国44都市に物件を保持しています。

 

ホテル系REITではMasterLease Contractで固定で収入を得る部分と、ホテル稼働率などの実績に応じた変動収入の割合が重要です。固定部分の割合が多い場合は安定している一方、好業績時(コロナ re-opne時の活況など)のアップサイド利点が減ってしまうことにもなります。

Ascottは直近の2022Q1実績でGross Profitの80%はMaster Leaseや長期滞在型物件で安定的な利益を確保しています。

RevPAU(Reveneu per available unit)もYoYで+22%成長とFY2021に取得した11物件も寄与し成長しており、コロナの影響を受けにくい新規取得物件として、学生寮への投資でポートフォリオの幅を広げています。学生寮の占有率は100%, 賃貸住宅も95%と高い稼働率で運営されています。

 

今後の戦略についてみていきましょう

安定的な収益を維持するために、適切な分散化を進めています。地域別ではアジア60%,欧米40%の配分。Asset Class別では、長期滞在型物件などの安定収入を25-30%, 旅行需要など変動収入で成長を取っていくものが70-75%の配分を投資指針としていきます。

 

そして、Ascottは日本の物件取得にも力を入れています。今回取得が決まったのが大阪4物件と福岡1物件の計5物件。(うち大阪1物件は学生寮。)

 

学生寮&賃貸住宅のポートフォリオに占める割合が2020年末の5%から2022年3月末時点で17%へと大きく増加。エリア別では米国の占める割合が同期間で8%から18%と増えていることがわかります。

 

Asset Class (ホテル & 住宅)や投資するエリア(アジア & 欧米)について上手く分散が進んでおり、バランスの取れたポートフォリオ運営を行っているREITであるといえます。