三菱地所、米国でデータセンター設立。REITも立ち上げ。

三菱地所が米国でのデータセンター事業に参入します。5Gなど世界的なデータ量の増加が背景となり、2024年2月までに2棟、2030年までに7棟のデータセンターを設立します。

さらに2-3年内をめどにデータセンターREITも立ち上げるとのことです。私募REITのため、REIT市場で購入することはできませんが、J-REITでもデータセンター専用リートが上場する日も来るかもしれません。

現在は産業ファンドなど、インダストリアル系のREITで一部データセンター物件を保持しているものもありますが、データセンターのみに投資できるJ-REITはまだありません。

一方、世界的にはデータセンターREITはここ数年注目を集めており、シンガポールREITのKeppel DC reit は右肩上がりの成長を続けています。

利回りは約3.4%とやや低いですが、その分価格が上昇し、高いリターンを出しています。

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Keppel DC reit チャート (2020/5/5 時点) 

 

5G,IoTが進み、半導体やデータセンターに対する需要は加速しています。その状況下でデータセンターREITを組み込むことはポートフォリオをより強固なものにする選択肢となります。