日本の連休中5/1にバークシャー・ハザウェイが株主総会を実施し、例年のごとく世界中の投資家が注目するバフェット氏とマンガー氏の現在のマーケットに対する意見を多く聞くことができる機会となっていました。
・米国株には強気
ーーこの30年で株式の時価総額は大きく伸び、TOP6社のうち5社は米国企業(ほぼ国有のサウジアラムコが2位)。推奨ポートフォリオはSP500インデックス90%米国債10%という意見に変更なし。
・成長する産業を見出したとしても、銘柄選択を誤ると恩恵を得ることができない
ーー例として自動車産業を引き合いに。当時は2000社以上が存在したが99%以上が消えている。
・現在の株価水準は割高ではない可能性もある。
ーー現在のゼロ金利状態では相対的に株価は高くなる。グロース株やテクノロジー株など、単純に価格だけを見るのではなく、金利含めた環境を加味した上で判断する必要がある。アップルも2020年に一部売却したものの、誤りであったかも。。。
・SPACに対しては否定的。
ーースキームとして、投資リターンではなく投資家から受け取るフィーが目的となっている。そのため投資家視点では良い投資とならないケースも多くデメリット。
・米国はインフレが見られる。
ーーかなりのインフレが見られる。FRBはこのインフレは一時的と言っているが果たしてどうなるか。。。バフェット氏は、マクロ予想によるポジションは取らず、自身の投資手法にいつもながらフォーカスする。
下記サイトは過去のバークシャーの株主総会やバフェット氏のCNBCインタビューがまとめられているサイトになります。投資に対する姿勢・哲学を学べる最高の教材です。