物流REITの世界最大手であるPrologisが31億ドルでBlackstoneから物流倉庫を中心とした産業施設を取得しました。
米投資会社のブラックストーンは倉庫と工業用物件を31億ドル(約4400億円)で、産業用不動産を手がける米プロロジスに売却することで同社と合意した。この取引でプロロジスはアトランタやカリフォルニア州の一部など、主要市場での事業範囲が拡大すると、両社は26日に文書で発表した。取引対象の物件は広さ約130万平方メートルに相当する。
Blackstoneは不動産ファンドへの解約依頼が多く発生し、償還制限を行っていることが話題となっていましたが、今回の売却によりキャッシュを得たこととなります。
引き続き物流施設には強気とのコメントをBlackstone側は出していますが、割安のマーケット状況を上手く活用し物件取得を行うことで、資産価値を高めるプロロジスはさすが最大手と言える手腕です。REIT市況が良くないタイミングでは、優良REITを仕込むことが後々吉となってくると言える理由の一つと言えるでしょう。
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