今週で2023年前半も終わりを迎えますが、前期さえなかったシンガポールREITのパフォーマンスは今後どのように推移していくでしょうか。
シンガポールREITのアナリストであるKenny氏が2023下期のREIT市場についての見解をPodcastで述べています。
Kenny氏の見解は以下。
- FEDの利上げ停止は好感。
- 高金利によりすでにREITのBSは影響を受けている。これまでの価格下落はそこを見込んだものであり、折り込み済み。
- バリュエーションは大幅割安、テクニカルの視点でも2022年10月にボトムをつけた。
- 金利コストの上昇は、賃料の増額によりカバー可能。
- シンガポール金融株はモーメンタムが下がっている。セクターローテーションにより、金融セクターからREITセクターに2023下期は資金が戻ってくる。REITは買い場。
- おすすめREITセクター:Industrial、Hospitality
- REITはトレーディングするような銘柄ではなく、長期保有して配当収入を享受する銘柄。忍耐は必要だが、今の割安なバリュエーション時に銘柄を仕込み、長期で保有することは将来的に高いパフォーマンスにつながる。
Industrial REITの代表銘柄:
Hospitalityの代表銘柄: