シンガポールREIT最大時価総額のCapitaLand Integrated Commercial TrustのスポンサーであるCapitaLand Investment が中国での不動産投資ファンド事業を拡大させています。
シンガポールの政府系不動産大手キャピタランド・インベストメントが中国で不動産投資ファンドを相次ぎ立ち上げている。商業ビルやデータセンター向けで、機関投資家などから計16億シンガポールドル(約1600億円)超を調達した。中国で新型コロナウイルスを封じ込める「ゼロコロナ」政策が終了し、市況が回復するとみて投資を加速する。
22日、23日に相次いで発表された2つのファンドは
- 中国のオフィスや商業施設・物流施設に投資するS$11億規模のファンド
- 中国のデータセンター向け投資ファンドで規模はS$5.3億。北京周辺の新規データセンター2つで資産価値は約S$10億を見込む。
いずれも資金の80%は一流のグローバル機関投資家から調達し、残りは自社で出資する形をとる。22年には中国元建の中国国内投資家が出資するファンド3本を設立しており、計S$9億超を調達している。
CapitaLand Investmentが同日23日に発表したFY2022通期決算では売上が前期比+25%増のS$28億7600万、純利益は前期比-36%減のS$8億6100万でした。(中国での不動産売却益が減少したのが要因)。
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