==2023/2/28追記==
より新興国について掘り下げたパート2の動画もアップされていますので、こちらもリンクを貼っておきます。
パート2の方では、新興国の株・債券は分散が必須である点。今のバリュエーションでは10年先を見据えるとかなりのリターンが狙える点について言及しています。
・コモディティ価格上昇フェーズでは新興国株も相対的に優位となる。
・歴史的にも割安なPER水準。
・新興国の中でも特に高配当株式に注目。
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2023年年初のピクテセミナー動画がアップされました。萩野氏によると金と新興国が今年の狙い目ということです。
特にゴールドについては、逆イールドとなりFF金利が10年債利回りを上回った水準から利下げのボトムまでの期間パフォーマンスが良く、2000年以降4度あった同期間で全て世界株式をアウトパフォームする結果となっています。しかも内3度は20%を超えるパフォーマンスとなっています。
さらに2022年7月以降は資金が新興国へシフトしており、先進国株式などをアウトパフォームする状況が続いています。昨年のドル一強の反動から今年は新興国現地通貨ベースでのアセットも相対的にアウトパフォームが期待でき、株式・債券共に新興国アセットへの分散がポートフォリオのパフォーマンス改善に寄与するとしています。
REITについてはゴールドがアウトパフォームする同期間で見ると、2006年-2008年、2019年-2020年のいずれもリターンは悪い結果となっています。
ガンドラック氏をはじめ、2023年に入り新興国への強気意見がかなり増えてきたように思います。
Reference:
2023/1 今年は金と新興国に注目! <萩野琢英>|Pictet Theatre LIVE - YouTube