2023年年初のピクテセミナー動画がアップされました。萩野氏によると金と新興国が今年の狙い目ということです。
特にゴールドについては、逆イールドとなりFF金利が10年債利回りを上回った水準から利下げのボトムまでの期間パフォーマンスが良く、2000年以降4度あった同期間で全て世界株式をアウトパフォームする結果となっています。しかも内3度は20%を超えるパフォーマンスとなっています。
さらに2022年7月以降は資金が新興国へシフトしており、先進国株式などをアウトパフォームする状況が続いています。昨年のドル一強の反動から今年は新興国現地通貨ベースでのアセットも相対的にアウトパフォームが期待でき、株式・債券共に新興国アセットへの分散がポートフォリオのパフォーマンス改善に寄与するとしています。
REITについてはゴールドがアウトパフォームする同期間で見ると、2006年-2008年、2019年-2020年のいずれもリターンは悪い結果となっています。
ガンドラック氏をはじめ、2023年に入り新興国への強気意見がかなり増えてきたように思います。
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