シンガポールの海運革命

シンガポールといえばアジア海運の中心拠点ですが、NHKで面白い特集がありました。

シンガポールに行かれたことがある方は、周りの海に多くの船が停泊しているのを見たことがあるかと思いますが、シンガポールには年間13万隻の船が寄港します。アジア内でも大型港の建設や競争が激化しており、シンガポールは「船の部品」に着目し、海運革命を実施しました。そこで活用したテクノロジーは①3Dプリンター②ドローンの2つです。3Dプリンターを活用することで、低コスト・短納期で部品供給が可能(かつ在庫も減。)となり、ドローンを活用し、直接停泊船へ届けることで運搬時間を短縮(ボートだと1時間かかる運搬15分程度へ短縮)することができるようになっています。

 

日本の川崎重工業もコンソーシアム(共同企業体)に参加しており、「自社工場で製造しなくても、設計データの使用料が入る」ことでメリットとなっています。

 

最新のテクノロジーを活用し、迅速にプロジェクトを動かすところはさすがシンガポール。空飛ぶタクシーことeVTOLの実用化に向けても動いていますし、今後の進化が楽しみです。