不安定な状況が続いているマーケットですが、こういう時こそ利回りが高く変動の少ない銘柄をポートフォリオに組み込むことで、安定したキャッシュフローを生むことができます。高利回り銘柄の配当を再投資することで下落局面もプラスに変えることができますし、上昇相場になれば含み益を拡大することもできます。
REITの中でも、高配当利回りということで最近注目を集めているのがインフラファンドREITです。J-REITで上場しているのは下記4銘柄
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通常のリートや日経平均銘柄の平均配当を大きく上回り、6%前後の高い配当利回りとなっています。
これらのインフラファンドは現状では、基本的に太陽光発電インフラへのファンドが主だったものとなっており、将来は他の再生可能エネルギーインフラへの拡張も検討しているようです。
ロシアのウクライナ侵攻により、脱ロシアに向けた再エネへの投資を加速させる風潮も、インフラファンドへの投資の強い追い風になります。
ちなみに、シンガポールREITではインフラファンドは
・Asian Pay Television Trust
・Keppel Infrastructure Trust
・NetLink NBN Trust
の3銘柄があります。
J-REITのインフラファンドと異なり、ブロードバンドやガス・水道インフラ、ゴミ処理場など幅広い分野をカバーしています。日本株でいう公益株のような特性がより強くなっています。配当利回りも7%前後とJ-REIT以上に高い利回りを維持しています。
特にKeppel Infrastructure Trustは時価総額2845million SGD、配当利回り6.8% (2022/4/16時点) とインフラファンドの代表格として注目すべき銘柄です。
ボラティリティの高い今のようなマーケットにこそ、インフラファンドをポートフォリオに組み込むことは一考に値すると思います。