REITと同様、高い利回りのインカムゲインを得る投資対象としてハイイールド債(ジャンク債)があります。
S&P500やダウ指数は最高値を更新している一方、炭鉱のカナリアとも言われるハイイールド債は現在ショートポジションが増えている状況です。
ヘッジファンドがショートするために借り入れたハイイールド債は550億ドルで2008年の金融危機時の水準に迫る勢いです。
「CCC」格付けの債券のリスクプレミアムも5.0%を下回り、この水準は過去20年でも金融危機とドットコムバブルがはじける直前の2回しかありません。
ハイイールド債のデフォルト率はどうなっているのか確認してみましょう。こちらは2021年に入りピークアウトおり、平常時より高いものの、あまり警戒する状況とはなっていません。
https://www.smtam.jp/report_column/pdf/cat_05/HP20211-3s092.pdf
ハイイールド債が崩れマーケットが調整に入ると、REIT市場ももちろん影響を受けてしまうので、注目しておきたいと思います。