日経チャンネルでオルタナティブ投資に関するフォーラムが先日ありました。
下記リンクから動画を確認することができます。
NIKKEI CHANNEL | オルタナティブ資産フォーラム ~グローバル市場における暗号資産の最新動向~
内容としては、
①ファンドマネージャーであるキャシー氏による投資家視点
②SEC委員のパース氏による規制作成など投資家保護の視点
の2つの観点でのブロックチェーン・クリプトアセットへの投資の理解が深まるフォーラムとなっています。
特にARKのキャシー氏によるセッションはブロックチェーンテクノロジーに対する強気の姿勢や将来性を把握する上での助けになります。コメントを抜粋すると、
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・現在の技術革新は20年前のITバブル時のテクノロジー(インターネットなど)が花開いた。ブロックチェーンはまさに当時のインターネットのような将来性のあるテクノロジー。
・インターネットは基盤の技術であるが、利益を生んでいるものはその上にあるFacebookなどのアプリケーション。しかしブロックチェーンでは暗号資産自体が価値をもたらす。
・機関投資家がポートフォリオの5%(新興国や不動産に振り分けている割合と同等)をビットコインに振り分けると、価格は約60万ドルになる。
・米国内の銀行がブロックチェーンのノードになることが認められた。これは銀行にとってのコスト削減に大きく寄与する。ゲンスラー氏はブロックチェーン技術に精通しており、規制面でもETF承認などが進みやすい方向になる。
・暗号資産は他の資産との収益率の相関もなく、全く新しいアセットクラスで、Arkは「商品的な不動産特性を持つソフトウェア(Software with commodity like property)」と考えている。ちなみに収益率の相関を見ると1番相関があるのは実は不動産。
・Libra(Diem)などFacebook1社が運営する中央集権的な通貨は、中央銀行が許容しない。ビットコインやイーサリアムのような分散型の通貨の存在感が高まる。分散型であることが「価値の保全」としてのビットコインの価値を高めている。
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2020年よりビットコイン/イーサリアム共に価格が高騰していますが、まだまだ上げが継続し年内でビットコイン1000万円/イーサリアム100万円を目指していくのか、それともコインベースの上場ネタも終わり一旦調整が入るのか、引き続き値動きに注目したいと思います。