日本マネー海外不動産へ、一方海外投資家は。。。

日本マネーが海外不動産へ向かっているという記事がブルームバーグで出ています。

金額規模も6000億円と、過去最高であった2017年の約1.8倍、リーマンショック前の2006年の2倍以上の水準という大きさです。

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投資先の77%は米国、次いでイギリス、オーストラリアがそれぞれ5%程度。

安定収入を求めた優良物件への投資を目的としているとのことですが、すでに高値圏にある米国不動産への投資が吉と出るか凶と出るか注視が必要です。2018年は円高が進んでいる状況ではあるので、海外アセットを買うには良いタイミングではありますね。

 

日本マネーは海外へ流れている一方、昨年後半から海外投資家のJ-REIT売買は大きく買い越しとなっています。

 

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データ参照元

http://www.smtam.jp/shared/pdf/report_column/HPJ-REIT_20180308.pdf

買い越し増加の要因としては、J-REITの平均配当利回りが4%を超えており、NAV倍率も1.03倍と割安感がある点、さらに好業績による増益・増配が継続見込みである点の2点が挙げられます。

 

いずれにせよ、不動産投資が活況なのはREIT投資家にとってはプラスの材料ですし、2月始めの下落から米国の株価はだいぶ戻してきていますので、日経平均REIT指数も回復基調が継続するのか、今週も注目していきたいと思います。