ついに米国長期金利が3%を突破しました。
3%を超えるのは2014年以来で、株価への影響が懸念されています。
以前記事にした2.7%に到達したのは約3カ月前の1月末。
そこから上昇速度はいったん収まっていましたが、ここにきて再上昇してきています。
著名なヘッジファンドマネージャーであるガントラック氏も以前から警鐘を鳴らしている水準です。
少し前の記事ですが下記ブログにガントラック氏のコメントの要旨がわかりやすく記載されています。
長期金利水準もさることながら、短期金利の上昇スピードが速い点も懸念材料の一つで、長期金利と短期金利のスプレッドが縮まっており、イールドカーブのフラット化が進んでいます。
過去、株価が調整局面に入ったケースではこのイールドカーブがマイナス水準になっており、こちらも注視が必要です。
金利上昇局面は経済が好調である証でもあり、主要な米国株の第一四半期決算は順調でした。特にアマゾン、マイクロソフトを筆頭に、ハイテク大手は好決算を発表しています。ただダウやS&P500などの指数があまり上昇してない点は気がかりです。
経済指標からみるファンダメンタルよりも株価の動きのほうが先どりで動くので、事前予測は難しいですが、REIT投資にとっても積極的な値上がりが期待しにくいタイミングになってきているように思います。