ガンドラック氏による2023年の相場観です。株式よりも米国債などの債券投資にチャンスありと見ているようです。
- 過去40年はインフレと金利の低下という長期トレンドだったが、それが逆転した。グローバル化の巻き戻しで生活水準は悪化する。
- 3ヶ月-10年債の逆イールドは景気後退を示している。住宅は弱い。自動車・家電などの耐久消費財の需要も先食いされ残っていない。
- 40年前に誕生したジャンク債は金利上昇が続く局面を経験したことがない。今後デフォルト率は上昇する。
- 米国債の利回りは22年10-12月期で天井をつけた。債券投資にチャンスがある。米国債で4%の利回りを得ることができ、かつ不況により金利低下すれば債券価格は上昇する。
米国短期債に投資できるETFはVGSH、SHYなどがあります。国債社債含む債券全体への投資を行うならBNDが候補となります。
BNDは国債、投資適格債の社債に幅広く投資するETF。配分としては67%が国債となっています。
ガンドラック氏は推奨としていませんが、ジャンク債に投資するETFはHYG,JNK,USHYなどがあります。ETFの配当利回りは5%を超えています。
社債について理解を深めたい方は以下の書籍がおすすめです。