好調な米国株決算が相次ぐ中、シンガポールリート銘柄も四半期決算が続々と発表されています。
今回はシンガポールオフィスリートで最大のCapitaLand Commercialの決算を見ていきましょう。
株価: S$1.680 (as of 27th Oct 2017)
Q3
Gross Revenue: S$74.1M (YoY -0.4%)
Net property Income: S$ 58.6M (YoY +2.7%)
Destibutable Income: S$ 73.1M (YoY +7.0%)
DPU(配当金): 2.36 ( YoY +2.6% )
配当利回り:5.5%
大型リートということもあり安定的でYoYも大きな伸びはありません。
GrossRevenueは前年比で減少していますが、コスト管理を上手くできており、NPIは全比2.7%成長、配当は2.6%増加しています。配当利回り5.5%はまずまずといったところでしょうか。
オフィス占有率も98.5%と維持できており、rent単価も増加傾向で、しっかりした物件管理ができていることが伺えます。
今期購入した大型物件のAsia Squre towerをさらなる収益源としてどう管理していくかが今後の焦点となっていきそうです。物件としてはマリーナベイという一等地エリアにあるAクラスのビルですが、NOIが3.6%とやや低く、買収発表時も株価が下がった経緯があります。占有率が88.7%と改善余地があるため、まずはここがキーですね。