【コモディティ投資】シルバー買い機会到来。

ナスダックなどのグロース株上昇でそちらに資金が回る中、これまで上昇してきたゴールド・シルバーは利益確定により売られています。下記シルバーのETFであるSLVは2月月初に$22.08であったものが3月4日引値$19.55と10%以上も下げています。

この現在の価格状況を見て、ゴールド・シルバーなど貴金属のスペシャリストである池水氏はシルバーがかなり割安になっていると説きます。

  • ゴールド・シルバーレシオは81:1と割安水準がここ一年続いている。過去50年の平均は55-60:1。過去20年での最大値は120:1(2020年3月コロナショックで12ドルまで下落)、最小値は31:1(2011年4月50ドルまで急騰。)
  • 米国ではシルバー投資は単価が低く個人投資家に人気。今はシルバーが安いというより、機関投資家のゴールド買いによるもの。
  • ゴールドと異なり、シルバーは50%が工業需要。特に太陽光発電に関連する需要はエネルギー革命の影響もあり持続的な強さがある。
  • 中国はシルバー生産国であるが、シルバーパウダーへの加工は日本などに依存しており、大半が輸入で賄っている。2021-2022年にかけて輸入量が減少しており、中国自国での加工・生産能力が増強されていると言える。

 

ゴールドについても、年初来からの上昇を2月で消す形になりましたが、3月に入り反発してきています。これは中央銀行による買いが続いており、安くなったところでは大口が買いに回ってくることで底値の固さに繋がっています。

 

池水氏の2月の動画でも同様にシルバーの割安度について言及されていました。

 

 

下記はComexのシルバー在庫データですが、2022年以降、右肩下がりなことがわかります。この在庫不足の状態はいずれシルバー価格が上昇に転じることにつながります。

 

下記は池水氏が言及していたGold/Silver Ratioの過去20年と直近2年のチャート。シルバーの割安度がわかります。

 

先日紹介したゴールド投資と合わせて、シルバー投資も要注目です。