好調な日経平均とは異なり弱い状況が続くマザーズ市場。そのマザーズ市場についてヘッジファンドマネージャーやグロース企業CFO視点での興味深い記事を紹介します。
本記事を読み、自分の中でマザーズ市場が投資対象にはならないという認識をより強めました。個人投資家の中には小型グロース株を選好し利益を多く上げている方もいらますが、自分の投資スタイルとして日本株は大型株の優良銘柄に投資するので今は良いと思っています。
- マザーズに上場した優良銘柄は東証プライム/スタンダードに移行すると指数から外れる。よって優良グロース株に投資し続けることにならず、アンダーパフォーム要因となる。
- IPO時が上場ゴールとなり、上場後にEPSが減少している企業の方が多い。特に上場後にプライム市場に移行せず、グロース市場に残っている銘柄ではより顕著にEPS減少の傾向あり。
- プライム市場と比べ、グロース市場は増資やストックオプションにより一株あたりの価値も希薄する傾向がある。
ファンドマネージャーが投資先を見つける際の判断材料。
- 経営者・CFOが楽観的過ぎない。
- 1,2年後をどう考えているか。3年後の市場環境がどうなっているかを考え、策を打っているかどうか。想定通りにならないケースでのプランBを準備しているか。
武士道ファンドの杉山氏は投資対象企業の規模について以下のように述べてました。
- 企業の規模の変化とともに投資家層は変わる。時価総額300-1000億を対象とするファンドもあれば、1000億以上は運用額の大きい機関投資家にバトンタッチしていく。
元記事にはCFOの観点から"株主還元は配当でなく自社株買いで行う"等の見解も記載されていますので、ぜひ一読して見てください。
マザーズ市場が”弱い”はホント?第一線で戦うファンドマネジャー、CFOの見解とは? | グロース・キャピタル株式会社 (gckk.co.jp)