シンガポール大手不動産会社、大阪で1000億円のデータセンター投資を実施

シンガポールの大手不動産投資会社であり、多くのREITのスポンサーであるCapitaLandが日本でデータセンターを開発することを発表しました。

シンガポールの大手不動産投資会社、キャピタランド・インベストメントは4日、大阪府でデータセンター(DC)を開発すると発表した。投資額は7億米ドル(約1090億円)で、すでに土地を取得した。デジタル関連の国際的な投資を拡大する。

日本を重要市場の一つとして捉え、アジア欧州でのデータセンター投資をさらに拡大していくようです。

 

昨年4月にも下記のようにKeppelが三井不動産とデータセンター事業での開発・投資に関する覚書を交わし、積極的な投資姿勢を見せていました。

シンガポールの不動産投資信託(REIT)がアジア太平洋地域にあるデータセンター(DC)への投資に意欲的だ。人工知能(AI)の急成長を支えるインフラの需要が高まる中、こうした資産の買収競争はアジアの投資家に広がる可能性がある。

シンガポールの政府系複合企業ケッペルは3月、三井不動産と日本や東南アジアでのDC事業で開発・投資の機会を探る覚書を交わした。

 

ChatGPTに始まるAI関連ブームを支えるインフラとして必要不可欠なデータセンター事業はREITでも人気が高まっています。シンガポールREITでは

  • Keppel DC REIT
  • Digital Core REIT

をはじめ、

  • Mapletree Industrial REIT
  • CapitaLand Ascendas REIT

のようなIndustrial REITでもデータセンターを保有している銘柄がありますので、これらに投資することで、AIの追い風を享受することができます。実際、データセンターREIT筆頭である。Keppel DC REITは先日好調な決算を発表し、配当額も順調に伸ばしています。投資口価格が上昇しているため配当利回りは4%台前半となっていますが、スポンサーの強力なバックアップもあり、今後も規模を拡大していくことが見込まれます。