ARK Invest12月度セミナーの日本語版動画がアップされました。基幹ファンドであるARKKは底値圏で横ばいとなっていますが、年末ラリーで株価上昇となるでしょうか。
注目イベント目白押しな12月は”PIVOT”をテーマとして解説しています。今週発表されるCPI,FOMCでの”転換”が注目されています。
- 12/2に発表された雇用統計は予想より強かったものの、残業など労働時間が減少しており、家計は増加していない。
- 現在の金利はQT分を加味すると実質金利引き締めが6%相当となる。これはボルカー時代よりも引き締めとなっている。逆イールドカーブも歴史上稀にみる深さ。
- FRBは12月のFOMCから金利上昇幅を縮小し、0.5%の利上げとなる。これがマーケットにとっての転換点となる。CPIも今後急速に下がっていく。
- 原油価格は大きく下がったものの、エネルギー株はまだ高値圏にいる。しかし、今後下がってくるだろう。ARKは破壊的イノベーション株に投資するファンドであり、エネルギー株でヘッジするなどそういう戦略は取らない。
- バリュー銘柄など既存企業の株価が強いフェーズが直近続いているが、今回のFOMCを転換点とし、グロース株が相対的に強くなってくるだろう。
- FTX破綻は詐欺の一種で、ビットコインの本質とは無関係。SECはブロックチェーン関連事業に適切なレギュレーションを策定していくだろう。ビットコインには変わらず強気姿勢。
yahoo financeのインタビューでもFEDについて同様のコメントをしています。
このインタビューでは破壊的イノベーション銘柄の利益についても言及しています。こちらは先日ARKからリリースされた企業分析手法についてのレポートと同様の内容について語っています。
さらにTeslaについてもコメントしており、直近の上海工場の稼働減についてのニュースには特に心配しておらず、コストカットも含めてTeslaは健全に経営されている点を主張。EVマーケット自体が今後拡大し続ける点と、2024年リリースを予定している自動タクシー事業に期待を寄せています。