Manulife US REIT、韓国のMirae Assetからの出資を検討

Manulife US REITは2022年12月末に保有資産価値の大幅下落により、シンガポール証券取引所が定めるレバレッジ比率上限に達しています。その上限比率への対応についての財務戦略を練っているManulife US REITですが、韓国の投資会社であるMirae Assetから出資を受けるかどうか議論されているようです。

  • Manulife US Real Estate ManagementはMirae Asset Global Investmentsと議論しており、Manulife US Real Estate Managementの株式の取得やManulife US REITの新しいユニットの購入など1億5300万ドル規模の取引が可能性として検討されている。
  • Mirae Asset Global Investmentsは、1997年に設立されたMirae Asset Financial Groupの資産運用部門であり、世界13か国で約1980億ドルの資産を運用している。
  • MUSTは米国の12棟のオフィスビルを所有しており、2022年にはその資産価値が10%減少した。
  • Mirae AssetはグローバルなM&Aに積極的に参加しており、将来的にはREITに注力する予定。

 

Manulife REIT IRの該当記事へのリンクは以下2つ。

https://investor.manulifeusreit.sg/news.html/id/2430701

https://investor.manulifeusreit.sg/news.html/id/2430965

 

まだ金額規模などの詳細は確定していないため、今後もニュースを追っていく必要がありますが、取引がまとまり正式なニュースリリースが出た時点で、新規株式発行による希薄化のインパクトなどを確認していきたいと思います。