中国でゼロコロナ政策が緩和され、上海などの大都市では感染爆発が起き混乱が起こっているというニュースが流れています。実際、中国にいる現場ではどうなのかテレ東BIZで動画が公開されています。中国の動向は2023年のマーケット状況を占う上で重要なファクターとなってきます。再度の感染爆発で工場稼働が止まるようであればAppleの株価も下がりますし、逆にコロナを克服するようであればリオープニングやサプライチェーンの安定化などマーケットへのプラス材料になります。
- コロナ関連
- 北京はゼロコロナ脱却で現場は混乱している。上海は大規模ロックダウンを経験し意外に落ち着いている。ゼロコロナに戻ることはない。というよりここまで感染拡大すると戻れない。
- デモの規模はそこまで大きくない。海外で報道されているほど大規模な政権への批判などが出てるわけではない。言論統制もされているし、限られているエリアでデモが起きてる程度。
- 今は上海と北京でもコロナに対する現状の見え方が違う。上海は最悪期は脱した。北京はまだ緊張感を持って状況をみている。
- 不動産バブルは崩壊。上海などでも価格上がらず。中国人の期待値も減った。
- 2023年について
- 台湾問題:習近平が軍事侵攻の判断をしたとしても反論できる人はいない。
- 人件費が上がっていて安く作る環境ではなくなってきた。東南アジアに工場を移転しようとする動きも目立つ。
- 2022年よりも2023年の経済見通しは明るいと考えている人が多い。
中国関連のシンガポールREITはこちら。
中国株が含まれる新興国株式ETFについては下記を参照。