シンガポール政府、初のグリーンボンド(環境債)2330億円発行へ 

シンガポールはESGへの取り組みを本格化させており、今回初のグリーンボンドを発行します。

シンガポール政府は8月中旬に、集めた資金の使い道を環境に役立つ事業に限るグリーンボンド(環境債)を初めて発行する。発行額は24億シンガポールドル(約2330億円)で、国内の鉄道建設に充てる。

個人投資家でも購入可能で、条件も利回り3%と悪くないため、興味があれば買ってみるのも面白いと思います。

政府が4日に発表した発行条件によると、環境債は発行規模が24億シンガポールドル、期間は50年、利回りは年3.04%となる。うち23億5千万シンガポールドルを機関投資家に販売し、5千万シンガポールドルを個人投資家に割り当てる。政府によると、世界の国・行政当局が発行する環境債で最長のものとなり、シンガポールとしても初の50年債の発行となる。

 

ちなみにシンガポール国立大学のビジネススクールではアジア初のサステイナブル&グリーンファイナンス修士課程を開設するなど、教育の場を含めてESGでもアジアのハブになろうと力を入れています。

https://esgjournaljapan.com/world-news/12851

NUSビジネススクールがSGFINと共同で立ち上げた新しいマスターズプログラムでは、サステナブルファイナンスの理論や研究に加えて、アジアの企業や金融市場に関するケーススタディを行う。NUSによると、学生は、環境問題やビジネス上の課題を特定し、規制当局への報告や環境リスクの管理、持続可能な投資など、実際の業界の問題に対して実現可能な金融サービスやソリューションを提案できるようになる。

https://msgfin.nus.edu.sg/