REIT指数1年ぶり安値

NYダウが90年ぶりの8週連続で下落するなど株価が冴えない状況が続いていますが、REIT指数も1年ぶり安値圏に到達しています。米長期金利が2.8%台と高水準のためREITの配当利回りと比較し魅力が薄れていることが要因です。さらに住宅ローン金利上昇により米・4月中古住宅販売指数も前月比-3.9%と6ヶ月連続での下落となっています。

 

米国REIT指数だけでなく、世界REIT指数も下落しており、アジアリートには割安感も出てきつつあります。(米国REITのPERはコロナ以前の水準よりは割高圏。)

参照:ピクテYoutube

2022/05/25 既に歴史的な調整局面に突入 <萩野琢英>|Pictet Thteatre LIVE - YouTube

 

米国金利水準は高いものの3%台を記録した後はピークアウト感もあり、REIT市況への逆風は和らぐ兆しも見せています。同様に住宅ローン金利もピークアウト感が出ています。以前紹介した通り、REITはインフレ耐性があるアセットクラスですので、安くなった場面では少しずつ買い増しを行いポートフォリオ比率を高めておきたいところです。



金利上昇についての過去記事はこちら。

 

住宅ローン金利上昇による住宅販売への影響についてはこちらの記事で取り上げました。

 

こちらはインフレ時のREITパフォーマンスについての記事です。