シンガポールREIT最大のCapitaLand Integrated Commercial TrustがMaybank IBG- REITAS Conference でセッションを行いました。先日のQ1決算と合わせてみていきたいと思います。決算内容自体は最大手らしく手堅い決算でした。
全体での占有率は93.6%、RetailのSales/Sq ftは+0.6%, Office rentは+1.5% QoQを達成しています。ショッピングモールやオフィスはコロナの影響をもろに受けたセクターでしたが、着実に改善していることがわかります。
Revenue: S$339.7M (YoY +1.5%)
NPI: S$248.3M (YoY +0.5%)
ポートフォリオ全体ではもちろんのこと、Retail, Office, Integrated Developmentの全てアセットタイプでRevenue, NPI 共にYoY成長しています。
占有率については93.6%とQoQでは-0.3%と微減しています。今期取得したオーストラリアのオフィス物件の占有率が75.5%と低い点が押し下げ要因となっています。この部分の改善は今後の決算で引き続き追って行く必要があります。
地域別でのポートフォリオは、シンガポール 93%, ドイツ4%, オーストラリア3%となっています。アセットタイプ別ではおよそ、Retail: Integrated Development: Office = 3:3:4の比率で分散されています。
ポートフォリオの価値を高めるために物件リノベーションや新規取得にも積極的に取り組んでいます。
新規取得したCapitaSkyについては別記事で抜き出しています。
資料: