上海のロックダウンが始まってから1ヶ月以上経ちましたが、まだ状況は改善せずに、さらに北京でも対策の厳格化を進めています。
中国はゼロコロナ政策を取っていることもあり、1-3月期の実質GDP成長率は4.8%と全人代の設定目標である5.5%には到達できずに悪化。
サプライチェーンへの影響もひどく、多くの沖待ち貨物船など、輸出入共に上手く回っていません。人民元安も進んでおり、円と同様に海外投資家からは売られている状況が続いています。
IMF発表の最新の2022年経済見通しでは、
ロシアとの距離感について、表だっては、制裁反対の姿勢を表明している一方、
企業目線では、株価への影響を恐れ、取引を制限する方向に舵を切っているところも多いようです。
中国関連REITでは物流施設をメインポートフォリオとするEC Worldという銘柄があります。直近では、ロックダウンに加え中国の政治リスクが嫌気され、価格は低迷傾向にあるものの、配当利回りは9.7%と高い利回りになっています。売上や配当額などは前年比で大きく伸びており、物件の占有率も99.2%と高い水準を維持した運営がされています。
バフェット氏の相棒であるマンガー氏は政治リスクを取って中国株に投資を行っていますが、中国関連リートへの投資を考えているのであれば、比較的安定的な物流REITは、良い選択肢になってくると思います。
参考: