投資の神様ことバフェット氏が率いるバークシャー・ハサウェイの年次株主総会が行われ、米国株買いに積極的なスタンスであることがわかりました。
近年、株式のバリュエーションが高いこともあり、積極的に株式購入を行うことができず、キャッシュ比率が高まっていく一方でした。
しかし、この1-3月期ではエネルギー株のシェブロンやオキシデンタル・ペトロリアムの追加購入を行い、保険会社のアリゲニーの買収を行うことで合意しました。
2022年YTDではエネルギー株のパフォーマンスが高いので、そこをしっかり取っている点はさすがバフェット氏。長期目線のインフレヘッジとしても、エネルギー株買いは機能するので、その意味合いもあるのかもしれません。
また、前回の四半期決算時から明らかになっている、ゲーム会社のアクティビジョン・ブリザードをさらに買い増し、マイクロソフトとの合併を見越したアービトラージで持分比率を9.5%とさらに高めています。
他にも年次株主総会での発言として、
・「近年の金融市場では投資ではなく、ギャンブルが行われている。」とバフェット氏もマンガー氏も懸念を表明しており、ビットコインについても依然否定的なスタンスを取っています。
・マーケットタイミングに長けているわけではないし、経済に対する洞察もない。ただ、みんなが株式投資に悲観的なときに、投資を行ってきた。
・マンガー氏のアリババなど中国企業への積極的な投資については、「良い会社が安い株価で見つかる。ただ、そのために政治リスクを少々取っている」とのこと。
バークシャー・ハサウェイの年次株主総会はこちらのYahoo Financeの動画で全て見ることができます。