シンガポール、金融引き締めへ

シンガポール金融通貨庁(MAS)は14日、金融政策を引き締め方向に変更したと発表した。引き締めは2021年10月、22年1月に続いて3回連続。足元の物価上昇率が9年ぶりの高水準に達しており、引き締めの強化によって沈静化をはかる狙い。

 

世界的にインフレが叫ばれていますが、シンガポールも例に漏れず、物価上昇を抑えるべく対応を進めています。日本だけが金融緩和を継続しており、円安も止まらず全く対策を取れていない状況ですね。。。

 

シンガポールの金融引き締めにより、REITの借入金返済金利も増えてくるため、REITにはマイナス要因となりますが、現状のレートでは配当金に対するマイナスインパクトも少なく、むしろインフレによる不動産価値の上昇のほうがアドバンテージがある状況です。

米国でも2年-10年債金利の逆イールドが一時話題となっていました。(現在は解消されています。)。シンガポールでもREITの配当利回りとのスプレッドが狭まってくると、REIT価格が下落に転じてくるので、定期的に確認が必要です。