今週は2/5にNYダウが史上最高値幅の1175ドル急落した後、さらに2/8にも1033ドル急落し、一週間で1000ドル以上の急落が2度も発生しました。
しかし変動率でみると、2/5は-4.6%,2/8は-4.15%しか下がっておらず、それぞれ翌日に大きく戻していることもあり、現在のところ暴落というよりは調整の幅でしかありません。
急落の原因は米国長期債の金利が上昇していることが理由です。この金利上昇を起点として、恐怖指数とよばれるVIXに連動したETNがクラッシュしたことも、さらに下落幅を拡大させた一つの要因となっています。(特にXIVが90%以上下落するなどビットコインでもお目にかかれない暴落っぷりを見せました。)
株・債券価格が下がっているのと同様、REIT指数も大きく下げています。
シンガポールリートについては 1月ピーク時の870ドルから805ドルまで下落という結果になっています。
2017年8月あたりの水準まで戻り、半年の上昇分を吐き出した形になっています。
投資家の関心はしばらくこの調整が続くのか?それとも短期間で終わるのか?という点です。
ここは有名投資家の間でも分かれています。世界最大のヘッジファンドを運営しているダリオ氏は短期間で調整が終わる可能性が高いという見解を示している一方、債券王のガントラック氏はしばらく続くのではという見解を示しています。
下記グローバルマクロのサイトに詳細がまとまっているので、ぜひ一読をオススメします。
2017年以降の上昇幅やスピードを考えると、まだまだ高い水準であり、もう一段さらに下落する可能性が高いと思っています。一方、金曜日は200日平均線でキレイに反発しているので、どちらに動くのか注目です。