新NISAの最適解とは?

==2023/9/9更新==

2024年から開始の「新NISA」に向けて、対象の投信など多くの情報がリリースされています。新NISAは非課税期間が未期限となるため、より長期な視点での投資が有用になってきます。(これまでのつみたてNISAは20年間でした。)。一方、iDeCoと異なりロールオーバーができないため、手数料の安いものを選択しておかないと、投資リターンに大きなインパクトをもらたしてしまいます。

・長期で勝つ可能性が高い

・手数料が低い

この条件を考えた時に、最適解となる投信は現時点では前回も紹介した「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」でほぼ決まりです。

eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS(イーマクシス)

米国株式インデックスに投資できる投資信託は昨今の米国株投資人気により多数ありますが、その中でも低コストかつ運用資産額が最大という点は大きなメリットとなります。

 

好みによっては、新興国も含めた世界全体に投資にできる「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」も選択肢に入れてもよいかもしれません。20年というスパンで見たときに、中国・インドを中心とした新興国の世界での存在感はかなり増していることでしょう。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | eMAXIS(イーマクシス)

 

個人的には、新興国マーケットの成長についても米国株式市場に上場しているトップ企業がグローバルマーケットを網羅してるため、「全米株式インデックスファンド」を抑えておけば、ほぼほぼ恩恵に預かれると考えています。例えば、高い成長率で伸びているインドでも所得レベルが上がるに従ってiPhoneを購入しAppleの収益に貢献することにつながります。

 

新NISAは対象商品が選別された投信のみのため、投資初心者にはとてもよい制度だと思います。下記、山崎さんの記事(当時のつみたてNISA開始時)にも記載がありますが、iDeCoと合わせて、非課税メリットを享受できる運用を進めていくことが、長期投資では大事になってきます。

新NISAがきっかけとなり、多くの方が投資を身近に感じれるようになればいいなと思っています。一度投資を身近に感じると、日本への投資、海外への投資、株への投資、債券への投資、そしてリートへの投資など、興味が広がっていきます。そのような形で投資の和がどんどん広がれば、世界はより発展していけるはずです。

”投資とは知的でオシャレな社会貢献” 

  ひふみ投信のファンドマネージャーとして有名な藤野さんの言葉です。

 

少々話が脱線しましたが、「新NISA」を上手く活用できる最適解ということで今回は記事にしました。iDeCoも含めた非課税投資制度を活用した戦略についても別途まとめたいと思います。配当利回りの高いシンガポールリートをどう活用するかもその中で取り上げていきます。