楽天・全米株式インデックスファンドが10月13日より新規設定されるようです。
投資対象としてはETFのVTIに投資する形で、米国株式市場全体に投資することができます。
この楽天・全米株式インデックスインデックスファンドはS&P500に連動するのではなく、小型株も含めた米国株式市場全体に連動したCRSP USトータル・マーケットインデックスをベンチマークとしています。
そして、このファンドの素晴らしい点は信託報酬が0.1696%と、超低コストなところ。
積立投資がしやすい点、購入の際の手間がかからないなど、メリットの多い投信です。
もちろん直接ETFを購入したほうがさらに低コストではありますが、投信を使っても気にならないほどの差異になってきています。コストの詳細の比較は下記リンク先のしんたろうさんのブログにわかりやすく記載がありました
課税口座を使用した場合の10年利回り(年率)がETFと比較して
3.83%(投信)vs3.93% (ETF)と0.1%程度
非課税口座(NISA)を使用した場合も
4.63%(投信)vs4.74%(ETF)とこちらも0.1%程度。
海外ETFを使わずとも、国内投信でもほぼ同程度のリターンを出せるまで低コストを実現できるのは素晴らしいです。
バフェットも投資初心者や一般の人への推奨ポートフォリオとして、90%をS&P500に連動したETFを勧めており、長期でのバイアンドホールドを前提とした際、米国への投資はポートフォリオの中心となってきます。今後も市場は上がったり下がったりが想定されますが、毎月定額を積み立てて投資を実施するにはベストといえる投信だと思います。
ちなみにS&P500に連動した低コストのインデックスファンドとして、9月にリリースされたiFreeのS&P500インデックスファンドもよい投信ですが、こちらの楽天・全米株式インデックスファンドのほうがさらに低コストでオススメです。
この全米株式インデックスファンドと合わせて、全世界株式へ投資する「楽天・全世界株式インデックスファンド」も新設されています。
こちらはETFのVTへ投資するインデックスファンドで信託報酬は0.2396%とこちらも超低コストの投信となっています。
米国株式市場だけではなく、先進国や新興国含めた全世界の株式市場に連動したポートフォリオを組みたい場合はこちらが選択肢になってきます。
自分は以前は全世界株式に連動するポートフォリオを保持していましたが、今は米国株とリートを中心としたポートフォリオを組んでいます。(その理由は別記事で記載予定)
ニッセイやe maixis slim等のインデックスファンドによるコスト革命からさらに一歩進んだインデックスファンドの新設は大歓迎ですね。
1つ残念な点は、この投信は今時点では楽天証券からしか販売されないという点。。。ぜひ他の証券会社からも購入できるようにしてほしいです。。
==2017.09.30追記==
楽天証券のみではなく、マネックス証券、SBI証券のネット証券大手3社での販売が決まったようです。
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