先日記事にしたシンガポール市場新規上場のヨーロッパREITについての続報です。
本リートの詳細はreuterやsingapore times等のニュース記事でも記載されていますが、
以下のようなリートになっています。
ーSummary-
タイプ:バランス型(オフィス、産業施設、物流、リテールをカバー)
物件数:81
ポートフォリオ規模:1,843million EURO(@IPO)
IPO時の価格/unit:0.55-0.57EURO
想定配当利回り:7.5-7.7%
占有率:89.3%
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国別の配分としては
ポーランド、デンマーク、イタリアで約75%を占めます。続いてフランスの16%ですね。
そして物件のカテゴリー別で確認すると、
オフィス35%、産業施設31%,リテール27%でほぼまんべんなく分散されています。
1点注意が必要なのは、物件別の家賃収入はイタリアのAgenzia単体で15%を占める部分です。ここの管理を今後もしっかりできているかを追ってチェックしていく必要があります。
総合的にみて、国別、カテゴリ別の両側面から分散も効いていて、利回りも7.5%となれば、かなり魅力的なリートと言えます。