先日、藤沢さんの記事を起点にビットコインについての話題が盛り上がっていたようです。
それに反論するイケハヤさん
8日のビットコインのチャート。
中国の監査当局が国内のデジタル取引所を閉鎖したこと、そしてICO違法としたことを受けて下落しています。
上記チャートでこれまでの急騰ぶりを見るとバブルと言ってもおかしくないレベルです。
しかし疑問としては、機関投資家が本格参入していない中でバブルは起こり得るのかなと。バブルを定義する規模の問題もありますが、マーケットで大きな金額を動かしており、トレンドを作っているのは機関投資家です。個人投資家は数は多いものの、規模としては大したことはありません。なのであまり懸念するほどでもないのかなと思ってしまいます。結局は調整を繰り返しながら上昇していく可能性が高い気がします。
ブロックチェーンの仕組みやビットコインの将来性については疑う余地もなく、世界に浸透していくでしょう。ただ、投資をするときには、成長するものを買えば必ず利益が出せるというものでもなく、グローストラップがあることを認識しておかなければなりません。
グローストラップの例を少し上げると、
・IBM vs スタンダードオイル
・中国市場vsアメリカ市場
の過去のパフォーマンスを見た際に、インターネット全盛期に成長著しいIBMやGDPが右肩上がりで成長していた中国株を買うよりも実は成熟株を買ったほうがリターンが高かったというケースがよくあげられます。要は、PERやPBRが高いタイミングで買ったがために、トータルリターンがあまり上がらなかったという例ですね。
もちろんITバブル時買っても今まで保有していればリターンが出せたアマゾンのような銘柄もありますし、当時の価格までは到底戻っていない銘柄もあります。仮装通貨も生き残る通貨、消える通貨が出たり、同じ流れになることが想像できます。
ビットコインのボラティリティは1日で10-20%も動くというすさまじさ。トレーダーにとってはとても魅力ある投資先ですし、FXのように、億万長者も多く輩出するでしょう。
自分はこのマーケットには入っていけないですが、今後どういう形で仮装通貨のマーケットが進んでいくか楽しみです。