SGX(シンガポール株式市場)にヨーロッパ不動産に投資するリートが上場します。
Cromwell はオーストラリアに上場している企業で、今回のIPOの規模は$1.17Billionとなっています。時期は9月末あたりになるようです。
前回中国マーケットに特化したリテールREITであるBHGを紹介しましたが、EURO圏に投資するこちらのリートも要チェックです。
最近のヨーロッパREIT市場はどのような動きになっているのかを確認してみましょう。
こちらのチャートはヨーロッパ不動産に投資できるiShares のETFのものです。(2017/8/31付)
直近一年をみると、昨年のBrixtの時に一時下落していましたが、その後上り調子で回復を続けています。水準としてはリーマンショック前まで戻したあたりですね。
アジアリートに比べ成長性は弱いですが、安定したキャッシュフローを生み出せる投資先なので、割安感のある間は投資対象としてもよいかもしれません。
特にヨーロッパ市場はこのところマーケットも好調でユーロ・ドルやユーロ円も続伸しています。
投資を行うにあたって、マクロの視点でどこにお金が流れるか、どのマーケットが魅力的かを相対的に見る必要があります。リート投資のファンダメンタル部分だけでなく、合わせて株式市場や債券市場、そしてコモディティと引き続き注視していきたいと思います。