金曜日はジャクソンホール会議でイエレン議長とドラギ総裁の講演がありました。
イエレン議長の講演では、市場が期待していた政策動向についての話はなく、金融緩和には慎重な発言が見られました。一方、ドラギ総裁のユーロ高牽制発言はありませんでした。
そのため債券価格も低下し、合わせてドルも低下している格好になっています。
NYダウについては21,813(+30ドル)と0.14%の小幅高。ユーロ/ドルは1.19を突破する大幅上昇となっています。
米国債券の利回り低下はREITにとってはプラス材料ですし、ドルが強くなってない点もアジア含む新興国にとってはプラス材料ですね。
ただ、発言の内容的には大きな意味をもつものでもなかったため、トランプ大統領のメキシコ関する発言等の政治リスクのほうが、マーケットとしての懸念は大きいです。
今週の注目材料としては、金曜日の米国雇用統計。そこで、9月のFOMCでバランスシート縮小の動きに向けて追い風になるのかどうか注目です。