トランプ相場が始まって以降、好調な株式市場とは対照的にREIT指数はあまり伸びていない状況です。
下記リンク先の記事にもある通り、海外REIT投信での流出も多くなっています。
そもそも利回り20%を謳っているこのような投資信託が続くわけがありません。毎月分配は税金の面からもリターンを下げる要因になります。
REIT投資のデメリットでもありましたが、現在のような金利上昇局面では、REITの借入コストが増加してしまうということもあり、買われにくい状況となります。
ただ、逆に指数値が伸びてないおかげて、魅力的な利回り水準で買うことができるとも言えます。
各国REITのスプレッドイールド(REIT利回りと、各国金利の差分)を見てみると、以前紹介したグラフの通り、 シンガポールREITは利回りが7%超え、イールドも4%近くとなっています。
*2017/4 現在
この魅力的な水準にあるという点が、今シンガポールREIT投資を行う1つの要因です。
さらにシンガポールREITは世界のREIT市場の中でも上位の規模、マーケットの規制も整っており、長期投資を実施できる環境にあります。
世界の中でもマーケットが大きく伸びているアジア市場で不動産投資を実施できる点も魅力です。シンガポール上場のREITはアジア周辺国やオーストラリアの物件に投資しているものも多く、分散効果もあります。
上記のような理由が、シンガポールREITに投資するインセンティブになってきます。